ウオルフベージャー (Wolfberger)

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ウオルフベージャー
アルザスで最も大きな農業共同組合の1つ。
1902年、エギスハイム村に誕生したアルザス初の農業共同組合。
7つのぶどう品種から作られるアルザスワインとグラン・クリュ(特級ワイン)だけでなく、クレマン・ダルザス(発泡性ワイン)や蒸留酒の製造・販売も行っています。
ボトルサイズの種類が豊富なこともその特徴で、ハーフボトルから8本入りボトルまであらゆるボトルが用意されています。
店内にはわかり易く商品が陳列されており、このテイスティング・カウンターでお好みのワインが試飲できます。

リースリング・グランクリュ(特級ワイン) ランゲン 2011
(ドイツ国際ワインコンクール ムンドゥス・ヴィニ 2014 金賞受賞)
ライムやミントの香りなどが融合している。口の中では柑橘系のフルーツのさわやかさが持続する。酸味はそれほど強くない。
ピノ・グリ グラン・クリュ(特級ワイン) ランゲン 2011
(ヴィナリ 2014 エクセランス・グランプリ受賞)
気品のある黄金色。蜂蜜や黄色い果実、やわらかなスパイスの香りがする。
口の中では、ドライフルーツの味わいが持続する。
ブティック内にある素敵なステンドグラス
様々なサイズのボトル。

エギスハイム村は、2006年、フランスで最も美しい村に選ばれました。

2013年には、フランスで最も好まれる村に選ばれました。

中世の町並みをそのまま残したエギスハイム村。
建物の外壁、窓には様々なデコレーションが催してあり、村全体がテーマ・パークのようです。

ズィンド・ウンブレヒト (Zind-Humbrecht)

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1959年、ズィンド家とウムレヒト家の2つのワイン農家が合併され、現在は、オリヴィエとマーガレット・ウムレヒトの両氏によって運営されています。
このドメーヌは、1620年の30年戦争の時代から代々受け継がれてきました。
今日では、6つの地方自治体に約40ヘクタールのぶどう畑を所有しています。
その全ては「バイオダイナミック農法」と呼ばれる有機栽培農法で栽培されており、2002年にエコセール(ECOCERT)よりその認証を受けています。
バイオダイナミック農法は、太陰暦に基づいた「農業暦」に従って種まきや収穫などを行う有機栽培の一種で、農薬と化学肥料を使用しません。これだけ手間のかかる作業を22名の作業員が手作業で行っています。耕作はトラクターではなく動物による牽引で行われ、独自の培養土を使用、また機械作業による土への悪影響を軽減する努力を行っています。

なんとも広大な敷地!
ぶどう畑に囲まれた中にオフィスと醸造所があります。

 
ぶどう畑の前に植えられたバラ。
バラが害虫からの影響を受けやすい植物であるという特性を利用して、ぶとうの木が害虫被害を受けていないか確認するためでもあります。

敷地内の醸造所。
ワインが樽の中で醸造されています。

手前は敷地内のぶどう畑。
先方の山に広がるぶどう畑一面も全てこのドメーヌの所有する畑です。

ラベルの裏には、2002年にエコセールから認証をうけたビオ・ディナミ(バイオダイナミック農法)のマークが記載されています。
左 :ゲヴルツトラミネール 2008 ヴィエイ・ヴィン・エレンヴェルグ・ド・チュルカイム
ドライフルーツのアンズの香りが素晴らしい。しっかりとした甘さがあるが、くどすぎず調和がとれている。
右:ゲヴルツトラミネール  2012 クロ・ヴィンズブル
柑橘系の香り高いワイン。酸味との調和もとれている。

同じぶどうの品種、別年、別畑でここまで味も色も異なるとは!これぞフランスのワインの醍醐味です。

アルザス・ワイン街道の旅へ一。 最初はアルザスワイン・ランゲン。

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51を数えるアルザス・グラン・クリュ(特級ワイン)の中の1つ。
このランゲンは、アルザスのワイン畑の中で最も南に位置しています。
傾斜が厳しく南向きという地形の特性のため、太陽の恵みをたっぷりと受けたぶどうの栽培が可能です。
ランゲンはまた、火山性の土壌で作られた独特な「テロワール」(ワイン産地特有さ)が評判を呼んでいます。
珪質岩と塩基性溶岩で構成された土壌は、肥料要素がとても豊かで、固い岩、石がゴロゴロした土壌、黒っぽい岩は、熱の蓄積を助け、そこで育つぶどうはその恩恵を受けています。
この22.13ヘクタールあるランゲンの畑では、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールの3種類が栽培されています。


2015年のアルザスのぶどう収穫は、おおむね9月2日~10月2日で終了。

今年は、猛暑の恩恵で糖度の高いぶどうがしっかり育ち、補糖する必要がなく、冷夏の昨年と比較すると収穫は楽な作業となりました。