ズィンド・ウンブレヒト (Zind-Humbrecht)

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1959年、ズィンド家とウムレヒト家の2つのワイン農家が合併され、現在は、オリヴィエとマーガレット・ウムレヒトの両氏によって運営されています。
このドメーヌは、1620年の30年戦争の時代から代々受け継がれてきました。
今日では、6つの地方自治体に約40ヘクタールのぶどう畑を所有しています。
その全ては「バイオダイナミック農法」と呼ばれる有機栽培農法で栽培されており、2002年にエコセール(ECOCERT)よりその認証を受けています。
バイオダイナミック農法は、太陰暦に基づいた「農業暦」に従って種まきや収穫などを行う有機栽培の一種で、農薬と化学肥料を使用しません。これだけ手間のかかる作業を22名の作業員が手作業で行っています。耕作はトラクターではなく動物による牽引で行われ、独自の培養土を使用、また機械作業による土への悪影響を軽減する努力を行っています。

なんとも広大な敷地!
ぶどう畑に囲まれた中にオフィスと醸造所があります。

 
ぶどう畑の前に植えられたバラ。
バラが害虫からの影響を受けやすい植物であるという特性を利用して、ぶとうの木が害虫被害を受けていないか確認するためでもあります。

敷地内の醸造所。
ワインが樽の中で醸造されています。

手前は敷地内のぶどう畑。
先方の山に広がるぶどう畑一面も全てこのドメーヌの所有する畑です。

ラベルの裏には、2002年にエコセールから認証をうけたビオ・ディナミ(バイオダイナミック農法)のマークが記載されています。
左 :ゲヴルツトラミネール 2008 ヴィエイ・ヴィン・エレンヴェルグ・ド・チュルカイム
ドライフルーツのアンズの香りが素晴らしい。しっかりとした甘さがあるが、くどすぎず調和がとれている。
右:ゲヴルツトラミネール  2012 クロ・ヴィンズブル
柑橘系の香り高いワイン。酸味との調和もとれている。

同じぶどうの品種、別年、別畑でここまで味も色も異なるとは!これぞフランスのワインの醍醐味です。